岩永耳鼻咽喉科

いびき・睡眠障害の治療を行う、中部いびき睡眠障害研究所:岐阜県美濃加茂市

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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群の自己診断テスト
下記の項目に3つ以上「はい」と答えた方は、終夜睡眠ポリグラフを受けられることをお勧めします。
 
1. ほとんど毎晩いびきをかく。 6. よく寝汗をかく。
2. 睡眠中に息が止まると言われる。 7. 目覚めがスッキリしない。
3. 日中によく強い眠気を生じる。 8. 夜中に2回以上排尿に起きる。
4. 肥満がある。 9. しばしば、窒息感で目覚める。
5. 体がだるい。 10. 血圧が高い。

 

睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群とは?   睡眠時無呼吸症候群とは?

いびきは睡眠時無呼吸症候群のサイン

「いびきをかいてよく眠っている」と云われますが、実はいびきをかいているときは余りよく眠れていないことが多いのです。脳波を分析してみると、いびきをかいている時は睡眠が浅く、体の疲れがとれるような深い睡眠は得られていません。さらに、いびきをかく人の2~3割は病的な睡眠時無呼吸をもっています。

いびきは舌や咽頭の筋肉の緊張がとれて、空気の通り道が狭くなり発生しますが、咽頭が完全に塞がってしまうと無呼吸(窒息状態)になってしまいます。そして、睡眠時無呼吸が原因となり、いろいろな病的な症状が出現するようになった状態を睡眠時無呼吸症候群といいます。

 

睡眠時無呼吸症候群の症状は

睡眠時無呼吸症候群の患者さんの多くはいびきをかきます。また、睡眠時の呼吸障害により深い睡眠が得られず、昼間の強い眠気や体のだるさ、集中力の低下や作業ミスなどが目立つようになり、あげくのはてには交通事故まで起こしてしまいます。

小児にもこの病気は多く認められ、落ち着きのなさや行動異常、夜尿や学習障害の原因になります。小児の原因のほとんどはアデノイドや口蓋扁桃肥大です。

 

見過ごせない怖い合併症

1時間当たりの無呼吸が20回以上に達するような中等症以上の人は7、8年後には30%の方が死亡すると報告されています。その死亡原因の多くは合併症である心筋梗塞や脳卒中です。詳細な調査によると、心筋梗塞を起こした人の30%、脳卒中の50%、高血圧症の30%、糖尿病の30%に睡眠時無呼吸が認められ、これらを悪化させたりその原因の一部になったりしていると考えられています。

 

治療方法

治療方法

 

睡眠時無呼吸症候群の治療に薬物療法はないということを皆さんは認知しなくてはなりません。
手術療法、呼吸用補助マスク(CPAP)、歯科装具それと減量療法だけが治療法です。

睡眠時無呼吸症候群の治療は現在内科主導で行われていることが多いと思われますが、耳鼻科医の指導が治療には絶対不可欠と考えています。耳鼻科医、内科医、精神科医、歯科医師がそれぞれかかわりあいながら、治療していくことが重要です。

睡眠時無呼吸症候群の治療は薬物療法がないためになかなか治療が進まないのが現状です。
しかし、冒頭で述べたように死に至る病気を合併するリスクが極めて高いことを認識して医師と十分に話し合い病気と闘っていかねばなりません。
睡眠時無呼吸症候群はコントロールさえできれば決して怖い病気ではありませんし、治療して初めて病気が自分の体に及ぼしていた影響を知ることになるでしょう。

中部いびき睡眠障害研究所では、検査結果に基づき、いろいろな治療法から患者さんに最も適した方法をお勧めします。

 

肥満のある軽症の方

減量や横向きに寝ることで改善することがあります。

 

CPAP(シーパップ)

鼻にマスクを装着して喉に空気を送り込む方法で最も確実な治療です。

 

歯科装具(スプリント)

就寝時に歯に装具をつけ、喉が塞がらないようにします。

 

耳鼻科手術

扁桃腺や咽頭、口蓋垂(のどちんこ)の切除手術により気道を広げます。

 

その他の睡眠障害

内容掲載予定です。
暫くお待ちください。

 

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